【40歳からの転身 実録③】年収が半分以下になった1年目の不安

連載 40歳からの転身 実録03 年収が半分以下になった、1年目の不安
ラボくん

前回は、エンジニアになれたところまでだったね。
そのあとは、どうだったの?

めぐけん

入社して、すぐに現実と向き合うことになりました。

未経験からエンジニアになれた。
そう思ったのもつかの間でした。
エンジニア転職後の1年目、私の年収は、前の会社の半分以下でした。

目次

収入が、半分以下になった

ラボくん

半分以下って、知らずに転職したの?

めぐけん

いえ、分かっていました。

募集要項や採用通知の内容で、事前に分かっていたんです。
未経験から転職すると、このくらいの金額になる。
それも調べてありました。
だから、金額そのものは、想定どおりでした。

前の会社では、残業代のおかげで、収入は平均より高めでした。
それが、エンジニアになった途端に、半分以下です。

ラボくん

生活は、苦しくなった?

めぐけん

生活自体は、特に変わりませんでした。
ただ、預貯金が、ほとんどできなくなりました。

収入の推移

収入は、少しずつ戻っていきました。

  • 1年目:前の会社の半分以下
  • 2年目:2つ目のIT派遣に移って、少し回復
  • 3年目:転職して2年半後、年の途中でフリーランスに転向。
    単価が上がって収入がさらに伸び、転職前の年収に追いついてきた
  • 4年目:フリーランスとして丸1年稼働して、以前の年収を超えた

わからないことが、多すぎた

不安は、収入だけではありませんでした。

  • 続けられるのか:このまま、エンジニアとしてやっていけるのか
  • 将来:スキルが上がって、フリーランスになれるのか

転職はできました。
でも、一つステップが進んだぶん、新しい不安が出てきたのです。

ラボくん

入ってみて、何がいちばん大変だった?

めぐけん

わからないことが、多すぎたんです。

まず、技術です。
現場のコードは、想像以上に複雑でした。
学習で書いていたコードとは、レベルが違うと実感しました。
仕様がわからない、ということも多かったです。
仕事の進め方でも、つまずきました。
質問のしかたがわからず、漠然とした聞き方になってしまうことがありました。

質問できる相手が、いなくなった

入社して3か月で、ベテランのエンジニアが辞めてしまいました。
質問できる相手が、いなくなりました。
しかも、周りは、未経験あがりの人ばかりでした。

ラボくん

質問できる人がいなくなって、どうしたの?

めぐけん

ネットで調べて、手を動かして試す。
その繰り返しでした。

そこから1年は、食いしばって、ひたすらプログラミングをしました。

ラボくん

その1年は、何を作っていたの?

めぐけん

社内で使うシステムの開発と、既存システムの保守・改修が、メインでした。
あとは、ホームページの作成や改修も、やっていました。

不安のなかで、続けた工夫

ラボくん

不安なまま、どうやって前に進んだの?

めぐけん

仕事をしていても、難しいと感じることは、たくさんありました。
だから、プログラミングのことを、できるだけ普段からずっと考えるようにしていました。

たとえば、通勤時間です。
YouTubeやネットで、技術の解説を見て過ごしました。
インプットとアウトプットを、繰り返しました。
調べたことを、明日また試してみる。
それを繰り返して、少しずつ成長につなげていったと思います。

「フリーランスになるための修行」と割り切った

この時期を支えたのは、割り切りでした。

ラボくん

収入が半分以下でも、続けられたのはどうして?

めぐけん

「これは、フリーランスになるための修行だ」と、入社前から決めていたからです。

何年その会社にいるかまでは、決めていませんでした。
ただ、いずれフリーランスを目指すために、エンジニアに転職しました。
だから、その間は、給料の優先度をすごく下げていました。
お給料をもらいながら、経験を積ませてもらえる。
そのことには、すごく感謝していました。
だから、「給料が安いから」ということに甘えず、結果を出そうと頑張りました。
それも含めて、この期間を、修行と割り切っていました。

年齢が、強みになる場面もあった

一方で、年齢と社会人経験が、強みになった場面もありました。

ラボくん

年齢は、不利になるだけじゃなかったんだね。

めぐけん

はい。
採用のときに、そう言っていただきました。

『各部署の責任者と、落ち着いて話ができそうだ。技術以外のソフトスキルでも、うまく立ち回ってくれそうだ。』そんな面接での印象が、採用してもらえた要因の一つだったと聞いています。
実際に入社してからも、前の経験が生きました。
前の仕事の食品ベンダーでも、取引先と話すことが多いポジションでした。
20代の不動産仲介では、個人のお客さんや取引業者の方とも話していました。
その経験が役に立ちました。
各部署の責任者の方々は、言葉遣いも丁寧で、お互いにリスペクトを持って仕事ができました。
比較的スムーズにコミュニケーションが取れたと思います。
前の会社での経験が、ここで生きるとは思っていませんでした。

ラボくん

次回は、社内SEから派遣へ移った話だよ。
「ここなら、お作法とチーム開発を学べる」と考えて、転職活動を再開したんだって。

ラボくん

最後まで読んでくれてありがとう!ほかの回も、気になるところから読んでみてね。

この記事を書いた人

20代は不動産の営業、その後コンビニ向けの食品ベンダーで約10年働き、40歳で完全未経験からエンジニアになりました。フリーランスを経て法人を立ち上げ、今はシステム開発を続けながら、LINEの仕組みづくりやAIの活用まで、仕事の幅を広げています。

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